赤ちゃんへの話しかけ方|「赤ちゃん言葉」は使っていい?研究でわかった効く話し方と月齢別のコツ

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この記事で分かること

赤ちゃんへの話しかけ方は、「何を話すか」より「どう話すか」と「返すかどうか」で差がつくことが、近年の研究でわかってきました。しかも親の話し方は助言や練習で変えられることが、実際の試験で確かめられています。

この記事では、生後6か月から18か月まで追いかけた無作為化試験(くじ引きで2グループに分けて比べる試験)の数字を具体的に見たうえで、赤ちゃん言葉を使っていいのか、いつから・いつまでやるのか、月齢別に何と言えばいいのか、やりがちな失敗までまとめます。読んでそのまま今日の抱っこで試せる形にしています。

結論:迷ったら「赤ちゃんが声を出したら、目を見て返す」だけでいい

たくさんのコツを覚える必要はありません。1つだけ選ぶなら、「赤ちゃんが『あー』と声を出したら、顔を見て、少しゆっくり・少し高めの声で返事をする」です。

なぜこれが第一かというと、研究のなかで子どもの言葉といちばん強く結びついていたのが「声のやりとりの回数」だったからです。あとで詳しく紹介する試験では、6か月から18か月の間に増えた項目と、18か月時点の子どもの言葉との関係は次のようになっていました。

  • 親子のやりとりの回数の増加 ↔ 18か月で子どもが実際に話した単語の多さ:r = 0.68
  • 親子のやりとりの回数の増加 ↔ 18か月の語彙数(親の記録による):r = 0.49
  • 親の話し方(後述のパレンティーズ)の増加 ↔ 18か月で子どもが実際に話した単語の多さ:r = 0.32

(r は関連の強さを表す数字で、0に近いほど無関係、1に近いほど強い関連。出典:Ferjan Ramírez ほか, 2020, PNAS

話し方を整えることにも意味はありますが、同じ指標で比べると「返す」ことのほうが関連の強さは2倍ほどあります。優先順位をつけるなら、声を出したら返す。ここが最上位です。

こんな人に特に向く一手です:完璧にやろうとして疲れてしまう人、何を話しかけたらいいか思いつかない人、上の子がいてまとまった時間が取れない人。話題を考えなくていいので、おむつ替えの1回からでも始められます。

「赤ちゃん言葉」と、研究が注目する話し方(パレンティーズ)の違い

ここで言葉の整理をします。パレンティーズとは、大人が赤ちゃんに向けて自然としてしまう話し方——声は高め、速さはゆっくり、抑揚(声の上がり下がり)が大きい——を指す研究上の呼び名です。世界のさまざまな言語圏で共通してみられます。

大事なのは、これが「わんわん」「まんま」のような語そのものを崩した“赤ちゃん言葉”とは別物だということ。パレンティーズは普通の言葉を、歌うようにやさしく話すスタイルです。言葉を崩すのではなく、話し方をわかりやすくする、というイメージになります。

パレンティーズ 赤ちゃん言葉(まんま・わんわん) いつもの大人の話し方
声の高さ 高め どちらでもよい 普通
話す速さ ゆっくり どちらでもよい 普通
抑揚 大きい(歌うように) どちらでもよい 小さめ
使う語 普通の言葉(「ごはんだよ」) 崩した語(「まんまだよ」) 普通の言葉
研究での位置づけ 増やす助言を受けた親の子は18か月の語彙が多かった(無作為化試験、n=71) 単独で発達を妨げるという強い証拠はない。日本語では音と意味が結びついた語(オノマトペ)が2〜3歳の語の学習を助けたという実験報告もある(Imai ほか, 2008, Cognition 生後2日の新生児でも、大人向けの話し方より抑揚のある話し方のほうを長く聞こうとした(Cooper & Aslin, 1990)
向く場面 0〜2歳ごろの1対1の場面 楽しい掛け合い、擬音遊び 2歳以降、文で話し始めてから

つまり「赤ちゃん言葉をやめてパレンティーズにする」ではなく、「赤ちゃん言葉も使いつつ、話し方をパレンティーズに寄せる」が実際の落としどころです。「まんまだね」と言ったあとに「ごはん、おいしいね」と普通の言葉を添えれば、両方が成立します。

研究でわかったこと——18か月で語彙が約100語と約60語

中心になるのは、米国ワシントン大学のチームが行った無作為化試験です(Ferjan Ramírez, Lytle, Kuhl, 2020, PNAS)。

やったこと:生後6か月の赤ちゃんがいる71家族を、くじ引きでコーチングを受ける48家族受けない23家族に分けました。赤ちゃんには録音機を入れたベストを着せ、6・10・14・18か月の各時点で家庭での12時間を丸ごと録音。コーチング群の親は6・10・14か月の3回、自分の録音を聞きながら「どのくらい子どもに向けて話しているか」「やりとりが何回あったか」のフィードバックを受けました。

わかったこと

  • コーチングを受けた親は、パレンティーズの割合と、親子のやりとりの回数が対照群より大きく増えた。一方で、話した語数そのもの(1日の総単語数)には差が出なかった。増えたのは量ではなく質と往復です。
  • その子どもたちは、声を出す回数の伸びが大きかった。
  • 18か月時点の語彙は、コーチング群が平均約100語、対照群が平均約60語(親が記入する語彙チェックリストによる。d = 0.53, p = 0.046)。録音から数えた「実際に話した単語の割合」でも、コーチング群が上回りました(d = 0.78, p = 0.004)。
  • これらの差は、家庭の社会経済的な状況(収入・学歴など)とは関係なくみられました。お金をかけて何かを買う話ではない、ということです。

(d は差の大きさを表す目安で、0.5前後なら「中くらいの差」。p は「偶然でもこれくらいの差が出る」確率の目安で、0.05を下回ると偶然とは考えにくいとされます)

その前後の研究も、同じ方向を向いています。

  • 6か月と10か月の2回だけコーチングした先行試験でも、14か月時点で喃語(なんご=「ばぶばぶ」のような、まだ意味をもたない声のつらなり)の伸びと単語数が、コーチング群のほうが多いという結果でした(Ferjan Ramírez ほか, 2019, Developmental Science)。
  • さらに追跡した研究では、コーチングが終わってから1年後の30か月時点でも、語彙の多さ・話す文の長さ・文法の複雑さでコーチング群が上回っていました(Huber ほか, 2023, Developmental Science, N=59)。

この研究をどう受け止めるか

くじ引きで2グループに分けているので、「もともと熱心な家庭がコーチングを受けただけ」という説明は当てはまりにくく、コーチングが子どもの言葉の伸びにつながった可能性は高いと考えられます。ただし、次の点は正直に押さえておきたいところです。

  • 「パレンティーズだけが効いた」とは言い切れません。 コーチングでは話し方とやりとりの両方が同時に増えたので、どちらがどれだけ効いたかは切り分けられていません。
  • 人数は多くありません(71家族)。参加したのは米国の、比較的余裕のある家庭が中心です。日本語の家庭で同じ規模の検証が行われているわけではありません。
  • 示されているのは平均の差です。言葉の育ちには大きな個人差があり、「やれば必ず語彙が100語になる」という保証ではありません。

いつから、いつまで?月齢別の話しかけ早見表

いつから:生まれた日からで大丈夫です。生後2日の新生児でも、抑揚のある話し方のほうを長く聞こうとしたことが古典的な実験で示されています(Cooper & Aslin, 1990, Child Development)。

いつまで:はっきりした終わりはありませんが、2歳前後、子どもが二語文(「ワンワン きた」のように2語をつなげた言い方)を話し始めるころから自然に減らしていくのが目安です。おもしろいことに、前述の試験では親のパレンティーズの割合は月齢が上がるほど自然に増えていました(6か月の時点で親の発話のうち約42〜47%、6か月から18か月の間に平均で18.5ポイント増加)。赤ちゃんが反応を返してくれるようになるほど、親のほうも歌うように話したくなる、ということのようです。

月齢 赤ちゃんの様子 話しかけのコツ 言い方の例
0〜3か月 目はまだ合いにくい。抑揚のある声は生まれた直後から好む 20〜30cmの距離で顔を見せて。声を出したら少し待つ 「おはよう。よく寝たねえ」
4〜7か月 「あー」「うー」の声(クーイング)が出る その声を返事として受け取り、3秒ほど間を取る 「あー、って言ったね。うれしいの?」
8〜11か月 「ばばば」など子音のついた喃語。大人の視線の先を追う 赤ちゃんが見ているものを実況し、名前をはっきり言う 「ワンワン、いたね。犬さんだね」
12〜18か月 初めの言葉が出る。指さしで要求や共有をする 出た1語を、文にして返す 「ブーブー」→「うん、青いブーブーが走ってるね」
18か月〜2歳 語彙が急に増え、二語文が出始める ゆっくり・抑揚は残しつつ、返す文を少し長く 「くつ はく」→「そうだね、赤いくつ、はこうか」
2歳以降 会話らしい往復ができる 高い声は自然に減らしてよい。質問と、答えを待つ時間を増やす 「今日、公園でだれと遊んだの?」

指さしが出てきたころの関わり方は赤ちゃんの「指さし」と言葉の関係に、往復そのものの大切さは赤ちゃんの言葉は「量より“やりとり”」にまとめています。

こんなときはこれ——タイプ別・悩み別の早見表

こんなとき まずこれ 理由
高い声を出すのが恥ずかしい 声の高さは上げず、話す速さを落として語尾を伸ばすだけにする 子どもの言葉との関連が強かったのは、話し方より「やりとりの回数」(同じ指標で r = 0.68 対 0.32)。高さは必須条件ではない
パパで声が低い 低い声のままでよい。抑揚と、返すときの間を意識する 測られたのは高さ単独ではなく、ゆっくり・抑揚・向き合うことのセット
ワンオペで時間がない 1日中ではなく、おむつ替え・着替えの1回を「実況+返事待ち」に変える 試験で増えたのも総量ではなく割合。1日の総単語数には差が出ていない
上の子がいて1対1が難しい 上の子が寝たあとやお風呂で、数分だけ1対1をつくる 1対1の場面でのパレンティーズだけが24か月の語彙と関連していた(Ramírez-Esparza ほか, 2014, N=26)
反応が薄くて張り合いがない 声以外(目の動き・手足のバタつき・口の形)も返事とみなして応じる 言葉は話す前に理解から育つ(話す前から言葉を理解している
家庭に複数の言語や方言がある 親がいちばん自然に話せる言語でパレンティーズを使う 崩さない・豊かな入力が届くことが優先。無理な言語で語りかけると量も抑揚も落ちやすい
英語も聞かせたい かけ流しは当てにせず、対面のやりとりを優先する 録音・映像だけの提示では効果が確認されなかった(赤ちゃんの「英語耳」はいつまで?
双子・年子 話す前に1人ずつ名前を呼んでから向き合う 誰に向けた話かがはっきりするほど届きやすい

やりがちな失敗5つ

  1. テレビや動画がついたまま話しかけている。 聞こえるテレビが1時間増えるごとに、大人の女性の発話がおよそ636語減り、子どもの発声と親子のやりとりも減っていました(Christakis ほか, 2009, Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine, 329人)。こちらは家庭の様子を観察した研究なので因果までは言えませんが、悪気なくつけているBGMが、いちばん静かに邪魔をしている可能性はあります。
  2. 動画や音声のかけ流しで代用する。 生後9か月の赤ちゃんに外国語を聞かせた実験では、生身の人とのやりとりでは音の聞き分けが伸びたのに、同じ内容を映像や音声で流したグループでは効果が確認されませんでした(Kuhl ほか, 2003, PNAS)。
  3. 大人数の場で話しかけて済ませる。 1対1の場面でのパレンティーズは24か月の語彙と関連していた一方、複数人がいる場面でのパレンティーズには同じ関連がみられませんでした(Ramírez-Esparza ほか, 2014)。にぎやかな場では、赤ちゃんは「自分に向けられた声」を拾いにくくなります。
  4. 質問して、答えを待たない。 「おなかすいた? はい、ごはんね」と自分で完結してしまうと往復が起きません。3秒待つだけで、赤ちゃんが声を出す番ができます。
  5. ノルマにして疲れる。 「1日◯分やらなきゃ」と決めると続きません。研究で増えたのは決まった時間ではなく、日常の場面での割合でした。

正直なところ、デメリットもあります

良い面ばかりではないので、気になる点も挙げておきます。

  • 単純に疲れます。 高い声と大きな抑揚を長時間続けると、喉も気力も消耗します。1日中やる必要はなく、抱っこ・授乳・おむつ替えなど、もともと顔が近い場面に寄せるのが現実的です。
  • 人前ではやりにくい。 電車やスーパーでの大げさな抑揚に抵抗があるのは自然なことです。家の中だけと割り切って構いません。
  • 上の子の前では気まずいことがある。 下の子にだけ声のトーンが変わるのを、上の子が敏感に感じ取ることがあります。上の子にも同じ熱量で話す時間を分けるほうが、結果的に続きます。
  • 「やれば必ず言葉が早くなる」わけではありません。 示されているのは平均の差で、個人差のほうがずっと大きい領域です。話しかけの量や質だけで説明できない要因(聞こえ、体質、発達の特性など)もあります。
  • 不安の材料にしないこと。 「あのとき話しかけが足りなかったから」と過去を責める材料にするのは、この研究の使い方として正しくありません。今日からできることだけを見てください。

話しかけ以外にできること

話しかけが苦手なら、無理に話題を絞り出すより、言葉が自然に出る場面を用意するほうが早いことがあります。

  • 実況中継:「くつした、はこうね。右、左。できた」。目の前の動作をそのまま言うだけなので、話題を考えずに済みます。
  • 歌・わらべうた:抑揚とゆっくりさが自動的に手に入ります。同じ歌の繰り返しでかまいません。
  • 絵本:ページをめくる速さを赤ちゃんに合わせ、読み終わりに「これ、なんだろうね」と間を置くと往復が生まれます。
  • ベビーサイン:話し言葉が出る前でも意思のやりとりができます。詳しくは赤ちゃんへの語りかけ・ベビーサインのコツに整理しました。

気になるときの相談先

言葉の育ちには幅があり、1歳半でまだ意味のある言葉が出ていないこと自体は珍しくありません。ただし、次のようなときは、自己判断で様子を見続けず、かかりつけの小児科や自治体の保健センターに相談してください。

  • 大きな音に反応しない、名前を呼んでも振り向かない(聞こえの確認が先になることがあります)
  • 目が合いにくい、指さしや身ぶりでの共有が出てこない
  • いったん出ていた言葉が減った、なくなった

1歳半健診でどう見られるのか、当日の流れやその後については1歳半健診で言葉が出ない…大丈夫?にまとめています。

よくある質問

Q. 「まんま」「わんわん」のような赤ちゃん言葉は、やめたほうがいい?
A. やめる必要はありません。研究で注目されているのは語を崩すかどうかではなく話し方のほうです。日本語では、音と意味が結びついた言葉(オノマトペ)が2〜3歳の語の学習を助けたという実験報告もあります(Imai ほか, 2008)。「わんわんだね」のあとに「犬だね」と添えれば、両方が届きます。

Q. パパの低い声でも効果はありますか?
A. あります。測られていたのは声の高さ単独ではなく、ゆっくり話す・抑揚をつける・1対1で向き合うというまとまりです。低い声のまま、速さと間を意識すれば十分に近づけます。

Q. 1日どれくらい話しかければいいですか?
A. 時間の目安はありません。先ほどの試験でも、1日の総単語数には差が出ていませんでした。差がついたのは「子どもに向けた話の割合」と「やりとりの回数」です。長さより、返す回数を増やすほうが近道です。

Q. いつまで続ければいいですか?
A. 二語文が出はじめる2歳前後から、高い声や大げさな抑揚は自然に減らしていって構いません。代わりに、答えを待つ時間と質問を増やしていきます。

Q. 動画やCDのかけ流しでは代わりになりませんか?
A. 少なくとも音の聞き分けの実験では、映像・音声だけの提示で効果は確認されませんでした(Kuhl ほか, 2003)。テレビは、ついているだけで大人の発話と親子のやりとりを減らすことも報告されています。見せるなら、一緒に見て声をかけ合う形にすると無駄になりません。

Q. 話しかけても反応がなく、心配です。
A. 反応が薄い時期はあり、理解のほうが先に育つのも普通のことです。ただ、名前を呼んでも振り向かない、目が合いにくい、いったん出た言葉が減ったといった様子があるときは、自己判断で待たずにかかりつけ医や保健センターへ相談してください。

まとめ

赤ちゃんへの話しかけ方で押さえるところは多くありません。言葉を崩すかどうかより、ゆっくり・少し高め・抑揚をつけて、1対1で向き合うこと。そして何より、赤ちゃんが声を出したら返すこと。 6か月から18か月まで追った無作為化試験では、この関わりを増やす助言を受けた家庭の子どもが、18か月時点で平均約100語(助言なしの家庭は約60語)の語彙をもっていました。差は家庭の経済状況とは関係なく現れ、効果は30か月時点まで確かめられています。

そして心強いのは、親の話し方は生まれつきの才能ではなく、意識すれば変えられたという点です。今日のおむつ替えの1回、赤ちゃんが「あー」と言ったら、顔を見て「あー、だね」と返す。始めるのはそれで十分です。


主な出典
– Ferjan Ramírez N, Lytle SR, Kuhl PK (2020) Parent coaching increases conversational turns and advances infant language development. PNAS 117(7):3484-3491.
– Ferjan Ramírez N, Lytle SR, Fish M, Kuhl PK (2019) Parent coaching at 6 and 10 months improves language outcomes at 14 months: A randomized controlled trial. Developmental Science 22(3):e12762.
– Huber E, Ferjan Ramírez N, Corrigan NM, Kuhl PK (2023) Parent coaching from 6 to 18 months improves child language outcomes through 30 months of age. Developmental Science 26(6):e13391.
– Ramírez-Esparza N, García-Sierra A, Kuhl PK (2014) Look who’s talking: speech style and social context in language input to infants are linked to concurrent and future speech development. Developmental Science 17(6):880-891.
– Kuhl PK, Tsao FM, Liu HM (2003) Foreign-language experience in infancy. PNAS 100(15):9096-9101.
– Christakis DA ほか (2009) Audible television and decreased adult words, infant vocalizations, and conversational turns. Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine 163(6):554-558.
– Cooper RP, Aslin RN (1990) Preference for infant-directed speech in the first month after birth. Child Development 61(5):1584-1595.
– Imai M, Kita S, Nagumo M, Okada H (2008) Sound symbolism facilitates early verb learning. Cognition 109(1):54-65.


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